食前酒の定番として楽しまれることが多いネグローニ。
今回はネグローニにどんな魅力があるのか、どんなお酒なのかをご紹介していこうと思います。
ネグローニとは?
ネグローニはジンをベースとして、薬草から作られたカンパリと、ワインをベースにしたスイートベルモットを合わせることで大人に楽しまれることが多いカクテルです。
私は「酒のみで作られているのに食前酒になるのは不思議だな」と思うのですが、食前酒とはそういうものらしいですね。コース料理の食前酒でも度数が高いものをよく見かける気がします。
確かに、これを飲んだ後は食欲が増す気もしなくもないです。
ネグローニに使うジンについては、デイリージンに使うような低価格帯のものでも大丈夫です。(むしろそちらの方が味わいに個性がなくていいかもしれません。)
ジンについては下の投稿で紹介しましたので、ぜひ見てみてください。
歴史
ネグローニの歴史は1919年に遡ります。
カミーロ・ネグローニ伯爵はバーで食前酒として、アメリカーノを楽しんでいました。
ネグローニ伯爵がロンドンに旅行に行った際に、ジンにどハマりして、行きつけのバーテンダーに、「いつものアメリカーノを炭酸水じゃなくてジンで割って欲しい」と頼んだことがきっかけで広まりました。
魅力
ネグローニの魅力は「バランス」。
カンパリの苦さと、スイートベルモットの甘さ、ジンのすっきりした味わい、さらにオレンジスライスの爽やかさのバランスが取れていて、度数が高い割には結構ぐびっと飲めてしまいます。
オレンジスライスの代わりにオレンジピールを入れるとより華やかなカクテルになります。(ピールオイルをかけるのは必須です。)
作り方
ネグローニはビルド(グラスに直接材料を入れて作る)カクテルです。
材料と手順をご紹介します。
材料
- ジン 30ml
- カンパリ 30ml
- スイートベルモット 30ml
- オレンジスライスもしくはオレンジピール
手順
- グラスに氷を入れ、ステアしてグラスを冷やす
- グラス内の水を捨てる
- ジン・カンパリ・スイートベルモットを注ぐ
- 軽くステアし、オレンジスライスを入れる
- オレンジピールがあればピールオイルを振りかけて、完成
カクテルを知ってもっと美味しく
今回はネグローニをご紹介しました。
カクテルは、そのバックグラウンドを知ることでより楽しむことができると思います。
また、味わいの詳細を聞いた上で、自分はどう感じるか。その違いや共通点を感じるのも、また楽しみの一つです。
このシリーズはいろんなカクテルで続けていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。
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